ランチタイムの定食屋さんで、よく見かける光景

大盛り無料ですがどうしますか?」
この誘いに乗って、ついつい大盛りを頼んでしまった経験のある方もいるんじゃないでしょうか。
その大盛りは本当に必要なのか
もちろん良いんですよ。好きなものを好きなように食べるのは本人の自由です。
食べ盛りの学生さんやスポーツマン、体を動かす仕事の方なんかはエネルギー蓄えないといけませんからね。おかずの量が多いお店だと、ご飯が足りなくなる事もありますし。
でも中には、特に頼もうと思ってなかったけど無料だしせっかくだから・・・という理由で大盛りにしてる人もいるんじゃないでしょうか。
ご飯は100gで168kcal。炭水化物も豊富ですから、必要以上に食べれば当然脂肪になって帰ってきます。
「大盛り無料ですが〜」の魔力
ちょっと定食屋に入った所を想像してみましょう。お腹の具合としては、大盛りは食べられなくもないですが、「大盛りを注文しよう」という明確な意思はない状態とします。
定食屋Aでは、ランチメニューに大きい文字で「ご飯大盛り無料」と書かれています。注文時には特に何も言われません。
定食屋Bでは、定食を注文する際に「ご飯大盛り無料ですけどどうしますか?」と聞かれます。
伝えられている情報は同じですが、定食屋Bだとつい大盛りを頼んでしまいそうな気がしませんか?
ではこの2つの違いはどこにあるのか。
権利を放棄するというのは難しい
心理的な話なので確実な正解は無いんですが、定食屋Aと定食屋Bでは、注文時にイメージするご飯の量が違います。
定食屋Aでは、注文時に発生するのは現状維持(並)か増量(大盛り)かの選択です。
並を頼む場合は普通に注文し、大盛りを注文したい場合は「大盛りにして下さい」と、大盛りにする権利の行使を宣言します。
一方定食屋Bでは、注文時に魔法の言葉「大盛り無料ですがry」を浴びせられる事により、注文の前提が大盛りになります。そして発生するのは現状維持(大盛り)か減量(並)の選択です。
並を頼むには「いえ、結構です」と、大盛りにする権利の放棄を宣言しなくてはいけません。
要はもったいないお化けがでてくるわけですね。
おわりに
こんなのを最後まで読んで頂いてありがとうございます。
とりあえず、定食屋のおばちゃんに大盛りの権利をチラつかされても惑わされない強い心を持って、体型維持に努めましょう。
それでは。