愛用しているパイロットの万年筆「グランセ」の字が最近掠れるようになったので、今日修理してきました。
パイロット本社に修理受付窓口がある
修理してもらったのは、パイロットの本社ビルにある修理受付窓口。
公式サイトはこちら
郵送でも持参でも良いとのことでしたが、修理その場で修理してもらえるので、直接持ち込む事にしました。
電車で行くなら銀座線or都営浅草線
パイロット本社ビルは中央区の京橋にあるので、銀座線京橋駅または都営浅草線の宝町駅から徒歩で行くことができます。
パイロットの本社というからには、筆記具のオブジェなんかがエントランスにあるのかと思いましたが、案外普通のビルです。
ビル1Fの受付に修理に来た旨を伝えれば、修理窓口に案内してもらえます。
謎の診察室
修理担当の方に案内されると、そこには「診察室」の文字が。
へ?診察室?
しかも部屋の中も診察室っぽく椅子が二脚置いてある。
後で調べたところ、パイロットにはペンドクターなるペン専門のお医者様がいるらしい。
問診
ドクターに促されて診察室の椅子にかけると、問診が始まった。
ドクター「今日はどうされましたか?」
(本当にお医者さんみたい!)
田中「なんだか書いた時に擦れる感じがするんですよね。何度か落としてしまったからかも」
ド「ほー、ちょっと見せて下さいね。万年筆はグランセですね」
(ルーペでペン先を凝視)
ド「ふむふむ、ペン先が傾いてますね。インクは紅葉ですかね?」
田中「あ、はい紅葉です(色みただけでインクを当てた・・!?)」
ド「これなら10分程で治りますので、少々お待ち下さい」
こんな感じの修理票を記入して、ペンを預けます。
修理依頼箇所の項目が細かい・・・!
治療後
ド「はい、調整し直しましたので、試し書きしてみて下さい」
(スラスラ…)
おおおおー!スムーズになっている!
田中「完璧です!ありがとうございます!」
↑は帰宅後に書いたやつ
やっぱり専門家って凄いっすね(小並感)。これでまたスラスラ気持ちよくノート取れます。
ちなみに料金は税込みで1080円でした。
本体価格に関わらず、万年筆だと1000円らしいので、あまり安すぎる万年筆だと買い替えた方が良い場合もありそうです。
ペンドクターがペンをメンテナンスするイベントがあるらしい
今回はメーカーの修理窓口でしたが、万年筆メーカーの修理担当の方が、無償でペンのメンテナンスをしてくれるイベント「ペンクリニック」なるものがあるらしいです。
修理だけじゃなく、文字を細くしたり太くしたりの調整も無償でしてくれるって、凄くないです?
伊東屋さんとか蔦屋書店さんのような文具店・書店をはじめ、色々な場所で不定期に開催してるとのこと。
家用のペリカンM800の字が太すぎるなぁと思っていたところなので、日程調べて行ってみようと思います。
それではまた。