最近、巷で自作キーボードが流行しているらしいです。
元々海外では自作をする人が多かったそうですが、ここ最近は日本にもその流れが来ているそう。
ちょっと前までは、キーボードのガチ勢といえばHHKBやRealforce、キネシスあたりの高級キーボードユーザーを指しましたが、
今や既成品ユーザーはガチ勢の枠には入らない時代になりつつある模様。

キーボードを買うだけでも少数派なのに、作っちゃうの?
自作キーボードとは
自作キーボードって、自作パソコンと似たような響きですよね。
しかし、自作キーボードと自作パソコンには違いがいろいろとあるんです。
自作パソコンはどちらかというとプラモデルづくりに近い作業。
箱、電源、CPU、マザーボード、メモリなどのパーツを買ってきて組み立てますが、使う工具はプラスドライバーくらいです。
ところが自作キーボードだと、基盤にダイオードやキースイッチなどの部品を自分ではんだ付けしていきます。
工具はニッパ、はんだごて、ピンセットなど、自作パソコンよりもいろいろなものを使います。

はんだ付けって、もう電子工作だね
自作キーボードは作業が大変なぶん、自由度が高いのも特徴です。
ただ作るだけでなく、自分好みにカスタマイズできることがとても多いんです。
- キーボードの形(左右分離など)
- キーの数
- キースイッチの種類
- キーキャップの種類
- キーの配置

自由度の高さが自作キーボードの魅力!
やった場所
というわけで、私も自作キーボードに挑戦せねば! と思い、自作キーボードのメッカに行ってきました。

そしてめでたく爆死したわけです
秋葉原の遊舎工房
今回行ってきたのは、2019年1月に秋葉原-末広町あたりにある遊舎工房さんです。
以前から自作キーボードに関するネット通販をされていたようですが、界隈の盛り上がりに合わせてついに実店舗をオープンしたとのこと。
自作キーボードのパーツ販売だけでなく、はんだごてなどの器具が使える作業スペースを2時間500円〜で使えます。
ただの作業場でなく、専門知識豊富なスタッフさん(や、上級者の常連さん)がアドバイスをしてくれるため、作業に行き詰まったときなどはとても助かります。

店員さんに質問できるのは初心者にとっては嬉しい!
遊舎工房の最寄り駅
遊舎工房の最寄り駅は秋葉原な印象はありますが、JRの駅だと御徒町の方が近いです。
地下鉄なら銀座線の末広町が最寄りです。
作ろうとした物
先に書いたように、自作キーボードは電子工作です。
失敗してしまうと取り返しが付かないこともあり、財布にも精神的にもダメージが大きい。
そのため、初心者向けの練習用のキットが販売されています。
Meishiキットと呼ばれる、4つのキーを動作させる簡易的なキットです。
これを組み立てることで、はんだ付けや自作キーボードの感覚をつかめるとのこと。
小さなキットですが、本格的な自作キーボードと基本は同じらしく、これから入る人が多いんだそうです。
値段はたしか1600円ぐらいでした。

本番の前に簡易的なキットで練習するんだね。
失敗談
そんな4つのキーを動作させるだけの練習キットでなぜ失敗したか、恥を忍んでお伝えします。
pro microの取り付けをしくじった
基盤に取り付けるpro microというマイコン(画像の赤い○)があるんですが、それの位置を間違えたままはんだ付けしてしまったんです。
手順が載ってるブログを見ながらやってたんですが、部品取り付けの形状を見落としてました。
①基盤、②ピンヘッダ、③pro micro という順で取り付けるべきところを、
①基盤、②pro micro、③ピンヘッダの順でとりつけたままはんだ付けしてしまいました。
ダイオードやスイッチなら、はんだ付けするのは2か所なのですぐ取り除けます。
でも、pro microは24か所のはんだ付けが必要なんです。
24か所のはんだを取り除くのは、めちゃくちゃ骨の折れる作業でした。

気が遠くなりそう・・・
結局1時間以上かけて全てのはんだを取りきったのですが、どこかが損傷していて動作しませんでした・・・_| ̄|○ il||li
スタッフさんの話だと、最初にpro microで失敗すると挫折する場合が多いんだとか。
失敗した自分には凄くわかります。
24箇所のはんだ付け直しとか、賽の河原の石積みのような気の遠くなる作業でしたから。

pro microの取り付けは慎重に!!
さいごに
今回は失敗しましたが、これで失敗はやり切った(?)という事で、次回は本番のキーボード作りに挑戦してみます。
ではでは。
なんか最近失敗談の記事ばっかり書いてる気がする。