今回は、わたしが賃貸マンションでひとり暮らしをしていた時のホームシアターについてご紹介します。
賃貸マンションでホームシアターを構築したいとお考えの方の参考になれば幸いです。
『賃貸でホームシアター作れるの?』
『どんな機器を買えばいいの?』
『実際に作ってる人の例が見てみたい』

こんな疑問にお答えします!
ちなみに、ホームシアターはテレビではなくプロジェクターを使用しています。
目次
ホームシアター概要
まずはホームシアターの全体概要について説明します。
部屋の広さ・間取り
部屋は賃貸のワンルームで、キッチンを除くと4.0m × 3.5mぐらいの約9帖です。
独り暮らしにしてはちょっと広めな間取りでしょうか。
幸いにして出っ張りのない長方形な部屋なので、プロジェクターの利用に適していました。
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構成要素
続いて、ホームシアターを構成している機器を紹介します。
プロジェクター | EPSON EH-TW5350 (後継機 EH-TW650) |
5.1ch スピーカー | パイオニア HTP-S363 |
ブルーレイレコーダー | Panasonic DMR-BRW1050 |
Amazon Fire TV Stick | Amazon FireTV Stick 4K |
HDMI切替器 | サンワダイレクト製 切替器 |
ちなみにプロジェクタースクリーンは使用していません。
壁紙が白いので直接投影しています。
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かかった総額
これらの機器を揃えるのにかかった総額がこちら。
プロジェクター | 約90,000円 |
スピーカー | 約30,000円 |
ブルーレイレコーダー | 約45,000円 |
Amazon Fire TV Stick | 約6,000円 |
HDMI切替器 | 約5,000円 |
その他ケーブル類など | 約3,000円 |
合計 | 約179,000円 |
全部で18万円ほどかかりました。
プロジェクターが比較的高価な機種だったのと、レコーダーを奮発しすぎた感があります。
スピーカーはPioneerのHTP-S363(※)ですが、小型の5.1chサラウンドシステムで3万円というのは破格な価格設定だったと思います。
※後継機の「HT-S3910」も気になりますが、親機とサブウーファが別になっているのが難点。

結構かかってるな
ホームシアターの接続図
続いてホームシアターの各機器の接続図がこちら。
映像の入力元はBDレコーダー、Amazon FireTV Stick、PS4の3種類です。
これらをHDMI切替器を経由してスピーカシステムのINPUTに接続しています。
そしてスピーカーシステムの出力をプロジェクターへ繋いで完了。
ちなみに、接続はすべてHDMIケーブルで行っています。
ホームシアターで見てるもの
こうして作ったホームシアターでは、主に次のような使い方をしてます。
- PS4やSwitchでゲームをプレイ
- Amazon FireTVで映画・ドラマ
- HDDレコーダーで地上波放送
最近では動画配信サービスで映画やドラマがたくさん見られるので、ホームシアターの利用価値がますます高まっているように感じます。
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参考画像
そうやって完成したホームシアターはこんな感じです。
投影サイズは約100インチ(幅220cm × 高さ120cm)にしています。
機器の都合上これ以上は大きくできませんが、ひとり暮らしのホームシアターであれば十分すぎる大きさだと思います。
画像はわかりやすいように明るめに加工していますが、実際視聴する際はカーテンを閉めて、照明は豆電球ぐらいにしてます。
ホームシアターの機器配置
次は具体的な配置について説明します。
上から見た図
赤い矢印はスピーカーの向きを、黄色はプロジェクターの投影を示してます。
ソファに座った状態で最も快適に見られるように設計してみました。
図からお分かりいただけると思いますが、プロジェクターは斜めに投影しています。
天井に吊るしでもしない限り、なかなか正面から投影というのは難しいのです。
EPSONのプロジェクターは台形補正機能を持っている為、これぐらいの角度でもきっちり補正して長方形に投影してくれます。

台形補正機能はほんとに便利
横から見た図
そしてこちらは横から見た図です。
この図でも赤い矢印が音、黄色い四角が映像を示しています。
フロントのスピーカー3基は壁の上部に設置し、斜め下を向けています。
サラウンドスピーカー2基はソファに座った人の耳の高さを狙っています。
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ポイントは、ソファに座った人が見上げる必要のないように、画面をできるだけ下の方に投影しているところです。
映像の下端が床から30cmくらいの高さになるようにしています。

投影位置が高すぎると首が疲れちゃう
AVラックの構成
プロジェクターやスピーカーの親機を置いているAVラックの画像がこちら。
これは無印良品のステンレスユニットシェルフというもので、利用者が自由にカスタマイズして購入できるんです。
他メーカーのAVラックも検討してみたのですが、10〜20万するものばかりでとても手が出ませんでした。
無印のシェルフだと4万円前後と比較的お買い得だったのでこちらに決めました。

本格的なAVラックは少々高すぎた
スピーカーの配線
サラウンドスピーカーの配線はちょっと苦労しました。
PioneerのHTP-S363は小型のスピーカー5基が親機と有線接続されているモデルのため、部屋を囲うようにスピーカーケーブルを取り回す必要がありました。

Bluetoothじゃないのね

無線は子機の電源確保が面倒なのよ
下の図の赤い線がスピーカーケーブルを表しています。
実際の写真にもわかりやすく赤い線を付けてみました。
白い壁に白いケーブルですが、目柱沿いはどうしても線が目立ってしまうため、ホームセンターなどでモールを購入して隠しました。
余談として、HTP-S363はフロントスピーカーのケーブルが3mしかないため、追加でスピーカーケーブルを購入して継ぎ足しを行いました。
音質を犠牲にしている感は否めませんが、もともと高級機でないのと、音質よりもサラウンド感を重視していたので個人的な妥協点です。

安くても音に包まれてる感があるのが好き
部屋を広く見せる工夫
ワンルーム賃貸のホームシアターですが、配置を誤ると一気に部屋が狭く感じてしまいます。
今回の構築では、部屋ができるだけ広く見えるように次の点に気をつけました。
スクリーンを使わない
プロジェクターといえばスクリーンに投影するのが一般的ですが、スクリーンには映さずに壁に直接映すようにしました。
壁に映した理由は次のとおりです。
- 床置きスクリーンはルンバの邪魔
- 壁掛けスクリーンは圧迫感がある
- 天吊りタイプは賃貸なので難しい
- スクリーン買うお金が…
- 壁投影でも画質に問題なかった
おかげで部屋の生活感がなくなり、かなり広々と感じられるようになりました。

部屋を広く見せるなら壁投影がオススメ
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スピーカーを下に置かない
スピーカーを天井や壁に設置したのも部屋を広く見せるためです。
スピーカーを下に置くようにすると、置き場の台やケーブル隠しなど、自然と物が増えていく傾向にあります。
5基のスピーカーを置いてしまうと酷いことになるのは想像に難くないでしょう。
加えて私の場合はルンバを稼働させていましたので、余計に下にスピーカーを置かないことを意識しました。

小型スピーカーは上の方に配置したい
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おわりに
我が家のホームシアターについてご紹介しました。
現在はもう引越してこの構築ではなくなっていますが、今思い返しても賃貸にしてはよくできたかなと思ってます。
大画面で映画やドラマを見るのは、液晶テレビと違った臨場感を楽しめるので、ひとり暮らしでホームシアターに興味がある方はぜひチャレンジしてみてください。
ではでは!
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