『ポケモン対戦で最も嫌われてるアイテムは何か』
と聞かれたら多くの人が『しんかのきせき』と答えるんじゃないでしょうか。
進化前のポケモンに持たせると、防御と特防が1.5倍になるこのアイテム。
数々の害悪ポケモンを生み出してきました。
過去作品の代表は『ラッキー』と『ポリゴン2』ですが、第8世代では新たな害悪ポケモンが爆誕しましたね。
目次
輝石サニーゴがやばい
ポケモン金銀から登場したサンゴを模したポケモン『サニーゴ』
今作のガラル地方では、死んでしまってゴーストタイプになっており、進化先としてサニゴーンが新登場したおかげで進化の輝石を持てるようになりました。
タイプが単ゴースト
種族値はHP 60、防御 100、特防 100
ポリゴン2には劣りますが、輝石持ちと考えると十分強力な種族値と言えるでしょう。
タイプは単ゴーストなので、ノーマルと格闘が無効、ゴーストと悪が弱点。
ポリゴン2と同じくほとんどのタイプの技が等倍なので、致命傷を与えるのが非常に難しくなっています。
特性『のろわれボディ』が凶悪
ガラルサニーゴの夢特性は『のろわれボディ』
サニーゴに攻撃すると、30%の確率でかなしばり(最後に撃った技が出せなくなる)状態になります。
耐久ポケモンが持つと本当に鬱陶しい特性です。
単ゴーストなので、抜群をとれる技はそう多くありません。一発で落としきらないと結構な確率でかなしばりになり、回復のスキを与えてしまいます。
持ってる技も凶悪
輝石サニーゴが凶悪なのは、その技構成によるところが大きいです。
まず『ちからをすいとる』
ソードシールドの新技の中でピカイチの壊れ性能な技。
相手の攻撃を1ランク下げつつ、相手の攻撃力に応じて自分のHPを回復します。
この回復量が半端じゃない。自己再生とかの非じゃないです。
物理型のポケモンと対峙したときはほぼ全快まで回復します。
その他にも『おにび』、『たたりめ』、『のろい』、『ナイトヘッド』など、耐久ゴーストらしい技を覚えます。

特に鬼火が辛い
そして極めつけが、受けた特殊技のダメージを2倍にして返す『ミラーコート』、
そして特防を2段階上げる『ドわすれ』です。
物理相手に圧倒的な強さを誇ってるのに、特殊にも強くなれる。
なんでこいつにこんなん持たせちゃったかな・・・
物理ポケモンで対面から勝つのは無謀
先述の要素から、物理ポケモンで輝石サニーゴに対面から挑むのは無謀です。
タイプ相性で抜群を取れるミミッキュやドラパルトでも、普通に殴りかかったら返り討ちに遭います。
ダイマックスしてようやく何とかなるといったところかと思います。
輝石サニーゴの対策
みがわりがオススメ
『ちからをすいとる』や『おにび』を防げるので、『みがわり』はとても有効な対策です。
テンプレ型であれば、物理と対面したときの輝石サニーゴは、初手に『ちからをすいとる』か『おにび』を撃ってきます。
サニーゴは超鈍足なので、まず上を取られる心配がありません。
身代わりで『鬼火』や『ちからをすいとる』をスカせれば、その後最低でも1ターンは自由に行動できます。
『つるぎのまい』などで積んでから殴るもよし、変化技を打ち込んでも良いでしょう。
もちろん、初手の身代わりに合わせて『ナイトヘッド』を撃たれる可能性も0ではありません。
ただサニーゴ側からすれば、みがわりを持っているかわからない状態でいきなりナイトヘッドを撃つ選択は悪手と言えるため、可能性は低いです。
ひとつ注意点として、『のろい』はみがわりを貫通します。
最近はのろい持ちのサニーゴも増えているので、油断しないようにしましょう。

身代わりが手っ取り早い対策
ちょうはつも有効
相手の変化技を封じる『ちょうはつ』も非常に有効です。
サニーゴの生命線である『ちからをすいとる』『おにび』『のろい』『ドわすれ』などを封じることができ、ほぼ置き物状態にさせられます。
ちょうはつは色々なポケモンが覚えますが、代表例を挙げておきます。
- ギャラドス
- バルジーナ
- オーロンゲ
- バンギラス
- キリキザン
- カラマネロ
- ルチャブル

変化技を封じられる『ちょうはつ』は超有効
トリック
オーロンゲやロトムで『トリック』するのも有効な対策です。
トリックは自分と相手の持ち物を交換する技で、『しんかのきせき』を奪うことでサニーゴの耐久力をダウンさせることができます。
また、こだわりメガネやこだわりスカーフなどのこだわり系アイテムを持った状態でトリックすることで、サニーゴは同じ技しか使えなくなる為、ほぼ無力化されます。
オーロンゲは黒い鉄球や後攻の尻尾など、いたずらごころと相性の良いアイテムが多いため、サニーゴ以外にも活用の機会が多いです。

トリックやすりかえで進化の輝石を奪う
はたきおとすは対策として微妙
長らく輝石対策として有効だった『はたきおとす』
今回はメガストーンやZクリスタルの廃止により、はたきおとすが非常に強力になりましたが、正直サニーゴ対策としては微妙です。
なぜかって言うと、覚えるヤツが大抵物理だから。
ガラルサニーゴは『おにび』『ちからをすいとる』を搭載しているので、物理ポケモンに対する強さはポリゴン2の非じゃありません。
例えば、ようきAS特化のゴリランダーが、ずぶといHB特化の輝石持ちサニーゴに『はたきおとす』をしても乱数3発です。
対面から輝石をはたきおとしたとして、
その代償に『ちからをすいとる』で攻撃1ランクダウン&全回復、または『おにび』で火傷をもらう事になり、その後の展開はお察しの通り。
ナットレイでも同様の結果になります。
特攻タイプだとサーナイトも『はたきおとす』を使えますが、サニーゴのためにわざわざ搭載するかな?というところ。

はたきおとす単体だとあまり有利にならない
ドラパルトでダイホロウ
ダイマックス時のゴースト技『ダイホロウ』は、サニーゴに効果抜群をとれる上に相手の防御を下げる追加効果があります。
いのちのたま持ちの陽気A252ドラパルトなら、防御1段階ダウンのずぶといHBサニーゴに対して確定1発となっており、『ちからをすいとる』で全回復されたとしても倒し切れます。
特性が『クリアボディ』じゃないと厳しいですが・・・
特殊技で攻撃する
『ミラーコート』持ちの可能性があるので最善手ではないと思いますが、『おにび』や『ちからをすいとる』の影響を受けない特攻タイプで殴るのもある程度有効です。
ただ、殴り続けると『のろわれボディ』でかなしばりを食らうので、できればC上昇させて一撃で仕留めたいところです。

回復で粘られると呪われボティ発動がある
例えば、ひかえめC特化サザンドラの『あくのはどう』だと、HB特化の輝石サニーゴに確定2発(53.8〜64.6%)。
ダイマックスしてのダイアークであれば乱数1発(87.4〜104.1%)なのでほぼ倒せます。
ミラコ持ってない事を祈って殴りましょう。
さいごに
1対1の対面で圧倒的な強さを誇る輝石サニーゴですが、対策をきちんとすれば勝てない相手ではありません。
サニーゴが対策できれば、環境内がかなり動きやすくなりますので、是非検討してみてください。
ではでは。