『ブログで稼ぐ上で何が1番大切か』
と聞くと、成果を出している人全員が口を揃えて
『とにかく続けること』
と答えますよね。
私もなんとか継続できてはいますが、何度もやめそうになった時期があります。
そこで今回は、実際志を持ってブログを立ち上げた方のうち、どれくらいの人が継続できているのかを調べてみました。
続いてない方を晒し上げることが目的ではないので、あくまで統計情報としてお伝えします。
目次
ブログ継続率の調べ方
調査と言っても大手メディアのようなアンケートは取れないので、手動で調査できる方法を考えました。
ご存知の方も多いと思いますが、雑記ブログで有名なヒトデさんという方が、初心者ブロガー向けの『hitodeblog』を運営しています。

めちゃくちゃわかりやすいブログで、よくお世話になりました。
そのhitodeblogのある記事で、ヒトデさんをきっかけにブログを開設した方々が一覧で紹介されています。
2018年〜2019年1月までに開設されたブログが一覧化されていますので、ここに載っているブログを見ていくと、雑ですが1年後継続率が算出できそうです。
ちなみに重複を除いてみると173件のブログが紹介されてました。すごい量。
アクセスしてみると閉鎖の嵐

よし、さっそく見ていくとするか

・・・よし、次だ

やばい、閉鎖しまくってる・・・
実際見に行ってみると思いのほか閉鎖しているブログが多いです。閉鎖していないサイトでも最終投稿が2018年とかザラ。
やはり継続するのは簡単ではないようです。
ブログ継続率の集計結果
3時間くらいかけて全173サイトを見て回りました。
運営報告系の記事とかを読み始めてなかなか進まなかったりしましたが…
結果をいくつかの切り口に分けて見ていこうと思います。
続いているブログの割合
まず、本題であるブログを続けられている割合を見てみます。
今回は4つのグループに分類してみました。
1. 継続中
1ヶ月以内に新規投稿または記事更新を行っているブログを、継続中と分類しました。
アクティブなブログであれば大抵の場合ここに入ると思います。
再スタートしたと思われる、極端に記事数が少ないブログもいくつかありました。
2. 31〜90日前に更新あり
次は直近1ヶ月は投稿していないものの、3ヶ月以内であれば更新があるブログ。
リタイア予備軍のブログもあれば、ちょっと休んでいたり、コンスタントに投稿頻度が低いだけのところなど様々でしょう。
私のブログも時々これに当てはまります。毎月更新はなんだかんだ大変なんですよね。
3. 3ヶ月以上更新がない
最ももったいないところ。
3ヶ月ならまだいい方ですが、1年以上更新されていないブログも結構見かけました。
賞味期限の長い記事で自動販売機化できているブログもあるのでしょうけども、稀なケースです。
はてなブログの有料プランだったり、レンタルサーバを借りている場合は赤字が続いている可能性もありますね。
アイキャッチを自作のイラストにしてたり、有料のWordPressテーマ使ってたりといい感じのブログが多いだけに残念。
4. 閉鎖している
サーバの契約を打ち切っていたり、ブログ自体が消滅している場合です。
新しいブログに乗り換えてた方も何人かいたので、一概にリタイアとは言い切れないところ。
実際の結果
数えた結果、継続してるブログの割合はこんなんでした。

6割くらいは更新無しか閉鎖なのね
詳しい件数はこんな感じ。
No | 分類 | ブログ数 |
1 | 継続中(1ヶ月以内に更新あり) | 46 |
2 | 31〜90日前に更新あり | 20 |
3 | 3ヶ月以上更新がない | 58 |
4 | 閉鎖している | 49 |
やっぱり閉鎖が多いですが、4割くらいは直近3ヶ月に何かしらの更新をしているとのことなので、意外と継続率は高いのかもしれません。
記事数の分布
続いて、各ブログのトータル記事数の割合を見てみます。
こうして見ると、開設1年後に100記事を超えているブログは2割しかないことがわかります。直近1ヶ月更新できている継続率よりも低い割合です。
実際このブログも100記事到達したのは1年半以上経ってからでした。

開設した時は簡単そうに感じるんだけどねー
ちなみに、直近1ヶ月以内に記事更新があるグループに限定して記事数の分布を見てみるとこうなります。
これを見ると、1年間更新を続けているブログは100記事を超えているケースが多いようです。

当たり前っちゃ当たり前
グループ別の平均記事数
記事数はブログによってバラつきが大きいので参考程度にしかなりませんが、グループ別に平均記事数を出してみました。
No | 分類 | 平均記事数[記事] |
1 | 継続中(1ヶ月以内に更新あり) | 144.5 |
2 | 31〜90日前に更新あり | 67.6 |
3 | 3ヶ月以上更新がない | 60.1 |
4 | 閉鎖している | – |
分かりきってますが圧倒的です。
間隔を空けずに更新してるってことは、それだけ積み上がる記事数も多くなるわけですね。
気付いたこと
趣味・記録系のブログは続きやすい
続いていたブログに多いのが、登山の記録や食べ歩きの話、ペットの育成や育児記録など、定期的に書くネタが生まれる題材を扱っている点でした。
これには確かに思い当たるところがあって、ブログ始めた頃って何を雑記として書いていいかわからないんですよね。
幹となる題材がひとつでもあると、とりあえずその題材について毎週記事を書けば更新が続いていくので凄く気が楽になります。
記事数が多ければ稼げるとは限らない
今回ブログを拝見する中で、運営報告記事はほとんど目を通すようにしてたんですが、記事数多くても収益出てない人が結構いました。
200記事超えててもアドセンス報酬が月3桁円だったり、Amazonアソシエイトで発生全然なかったり。
特に食レポ系は本当に稼げないみたいですね。
高級店のレポ書いて一休のアフィリエイト貼れば少しは入りそうな気もしますが、元手がいくらあっても足りない・・・
稼ぐことが目的じゃなければ何の問題も無いんですが、稼ぎたくてブログ始めたのであれば、マネタイズ意識していかないと後が辛そうです。
PVは指標にしない方がいい
色々なブログを見て改めて感じましたが、PVを指標にしちゃ駄目ですね。
100記事書いても月3000PV行かない人もいれば、20記事で月10000PV超えてる人もいました。
本気でPV稼ぎたかったら、放送中のドラマネタを毎週記事にしたり、『○○テレビの△△アナが可愛い!気になるカップと身長は?』とか書いとけばすぐに稼げるわけですよ。
ネット上でよく出てくる『3ヶ月で30万PVいきました!』みたいな人の多くは上記のようなトレンドブースト使ってますから、比較対象にしても落ち込むだけです。
定番ですけど、起動に乗るまでは記事数を目標にしつつ記事内容を徐々に磨いていくのが安定コースでしょう。
有料テーマはJINが多い
JIN使ってる人多いですねー。
ヒトデさんが使ってるから多いのは当たり前なんですが、傍から見てても見やすくて羨ましいです。
Cocoonのカスタマイズ性がめちゃくちゃ高いのと、テーマ移行の費用対効果が見込めないので今の所Cocoonから変える気はありませんが・・・
さいごに
興味本位(と曲がりなりにも続いている自分を褒めるため)でブログ継続率を調べてみましたが、他の方のブログを見ると学ぶ事が多くて面白いですね。
開設時に『未経験からデザイナー目指します!』と書いてた人が、直近の記事で『独立して月収○○万円行きました』みたいな報告してると自分も頑張らねばという思いに駆られます。
時間かかるから頻繁にはできませんが、今後もいろいろな方のブログを拝見して精進していこうと思いました。
ではでは。