自宅やサテライトオフィスなど、普段のオフィス以外で働くテレワーク(リモートワーク)。
普段の環境と違うため、様々なメリット・デメリットがあります。
今回はそんなテレワークのメリット、デメリットをまとめました。

現在テレワーク期間中です
最初にお伝えしておきたいのですが、テレワークには、人によってメリットにもデメリットにもなりうる要素がたくさんあります。
ぜひ自分の環境に当てはめて考えてみてください。
目次
テレワークのメリット
通勤のストレスから解放される
テレワークと聞いて真っ先に思い浮かぶメリットではないでしょうか。
日本の通勤電車の混雑は世界トップクラスです。
見ず知らずの人と密着して電車に揺られるのはストレスになりますし、痴漢や喧嘩などのトラブルに遭う可能性もあります。
そういったストレス・不安から解放されるというのは非常に大きなメリットと言えるでしょう。
また、テレワークをするが増えることによって、やむを得ず出社人たちが快適に電車通勤できるようになります。

通勤から解放されるのは幸せ
時間を有効活用できる
通勤がなくなるということは、当然その分を自由時間に充てられます。
ザイマックス総研の調査結果によると、首都圏に勤務する人の平均通勤時間は49分だそう。
月20日の往復通勤として概算すると、年間で392時間も通勤に使っていることになります。
通勤電車の中では読書やスマホくらいしかできることはありませんが、在宅であればジョギングやパソコン作業など、選択肢が広がります。

年間400時間近くも通勤時間に使ってる
作業に集中できる
小さいお子さんがいる家庭などもあるので一概には言えませんが、テレワークになると作業に集中できるメリットがあります。
不必要に話しかけられることがなくなったり、オフィス内の会話が聞こえてこないので、個人作業をもくもくと進めるには非常に適しています。
生活し慣れた環境で仕事をするという精神的な安心感も大きいですね。
災害時でも働きやすい
テレワークの強みとして、悪天候や災害などで公共交通機関が使えない場合でも働ける点があります。
新型コロナウィルス流行下でも働き続けられるのは、まさにそのメリットの代表例と言えるでしょう。
派遣社員など、時給制で働いている方にとっては収入減にならないのでメリットは大きいです。

通勤できない状況でも働ける
宅配便を受け取れる
テレワークで自宅にいると、家に届く宅配便や郵便物を受け取ることができます。
私の住んでいるマンションは宅配ボックスの数が少ないので、不在だと持ち帰られてしまう事がしばしばありました。
テレワークになってからは確実に荷物を受け取れているので助かっています。

『不在でしたので持ち帰りました』がなくなる!
昼食を家で食べられる
テレワークだと、ランチを自宅で食べることができます。
外食するよりも経済的ですし、家に家族がいれば一緒に昼食をとれるメリットもあります。
主婦にとってはデメリットになるケースもあるかもしれませんが・・・
家族やペットと過ごす時間が増える
自宅で仕事ができるテレワークだと、家族と過ごす時間を長くとることができます。
通勤時間がなくなる代わりに犬の散歩に行ったり、子供の相手をするなど、より家族とコミュニケーションを取れるようになります。

家庭内トラブルも減るのでは・・・
子育て・介護をしながら働ける
子育てや介護世帯の場合、休憩中などにちょっとした手伝いを挟むことができ、普段自宅で子育てや介護をしている家族のサポートになります。

ちょっとの手伝いでも、あるとないとじゃ大違い
住む場所を選ばない
まだ実践できる人は少数ですが、オフィス出社が一切不要な『フルリモート』の会社であれば、もう会社の近くに住む必要がなくなります。
田舎にUターンしながら東京の会社に勤めることだってできます。
地方と都会では家賃・物件価格も全然違いますので、生活水準の向上にも繋がります。
例えば、ホームズ家賃相場情報によると、東京都世田谷区の1Kの賃料相場は8.76万円だそうです。
一方、札幌市白石区(札幌の中央近く)の1Kは3.35万円。
2倍以上の開きがあります。
これだけ固定費が違うのに、もし給料が一緒だったら・・・と考えると夢がありますよね。

旅行しながら働く人もいるらしい
テレワークのデメリット
テレワークにはメリットもあれば当然デメリットもあります。
ただ、致命的なデメリットはありませんので、適宜対策して快適なテレワーク生活を目指したいですね。
孤独を感じる
テレワークはビデオ会議などを除いて基本的に一人です。
これは体験した人しかわからない感覚ですが、たとえ家族が周りにいたとしても孤独を感じるんですよね。
困ったときに相談しにくい
軽い雑談ができない
同僚の顔が見えない
色々な面で徐々に孤独を感じていくことになります。

家族がいても仕事上は孤独
コミュニケーションを取りづらい
テレワークで最も難しいと思われているコミュニケーション。
確かにテレワークを始めると最初にぶつかるのがコミュニケーションの壁でしょう。
普段何気なく会話している内容をチャットやメールで伝えなくてはなりません。
会話では問題なかったのに、文字のコミュニケーションになると途端に認識齟齬が生まれるのはよくある話です。
人事評価が難しい
部下を持つ方にとって悩ましいのは、テレワーク環境下での人事評価です。
業種にもよりますが、成果が見えにくい仕事の場合、普段働いている姿が見えない分、オフィスにいたときよりも評価が難しくなるでしょう。
部下の方にはできる限りオープンなチャット上でやりとりをしてもらう、成果をこまめに報告してもらうなど、評価しやすい工夫が必要かもしれません。
回線速度が遅いと辛い
テレワークはインターネット経由で仕事をすることがほとんどですから、自宅のネット回線が遅い人にとっては仕事に支障が出るかもしれません。

通信量が増えるので速度は大事
特にマンションに住んでいる方は要注意です。
家の通信回線に不安がある方は、会社に相談するか、ポケットWi-Fiを用意するなどの対策が必要です。
情報漏えいリスクが増す
セキュリティ対策が施されたオフィスと違い、自宅に仕事用PCを置きっぱなしにしておく状態というのはセキュリティ上のリスクがあります。
また、上場企業に勤めている方の場合は、ビデオ会議などで家族にインサイダー情報が伝わってしまう恐れもあります。
自宅だから安心、と思わずに、日頃からセキュリティ対策を十分にしておく必要があります。
運動不足になりがち
テレワークをしている人が口を揃えて言うのが運動不足。
あまり運動していないつもりでも、私たちは通勤で意外と長い時間歩いているものです。
それが通勤はなくなり、昼食も家で食べるとなると、平日なのに丸一日家から出ないという場合も出てくるでしょう。
健康に気を使うのであれば、始業前や昼休みに散歩をするなど、意識的に体を動かしたほうがよさそうです。

テレワークになってから太った…
さいごに
テレワークのメリット、デメリットについてお伝えしました。
長く続いてきたオフィス勤務の文化が、徐々に変わりつつあります。
新しい働き方に順応していくのは簡単ではありませんが、工夫次第で必ず実現できるはず。
いつの日かテレワークが当たり前になって、『テレワーク』と呼ばれることすらなくなる日が来るかもしれません。
ではでは。
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