ホームシアターに欠かせないように見えるプロジェクタースクリーン。
確かに綺麗に映るんですけど、場所を取っちゃいますよね。
だったらいっそのこと、
壁紙に映してみたらどうでしょう?
というわけで今回は、壁紙にプロジェクターの映像を映す選択肢について紹介します。

うちも壁紙に直接映してるね
また、壁に投影する上でよくある疑問
『壁紙だと画質が落ちるんじゃないの?』
『プロジェクター用の壁紙ってどうなの?』

こんな疑問にもお答えします!
目次
スクリーン無しでも十分
まず結論からお伝えすると、スクリーンが無くても大きな問題はありません。
実際に我が家のリビングで映したところの画像がこちら。
主観になってしまいますが、私としては全然気にならないレベルです。
ちなみに解像度は4KじゃなくフルHDです。

わたしも気にならん
ただ、壁紙によっては見づらくなってしまう場合もありますので、その点は後ほど紹介します。
プロジェクターで壁紙に映すメリット
ここで、壁紙投影のメリットを確認してみたいと思います。
スクリーン代を節約できる
わかりやすいメリットがスクリーン代の節約です。
プロジェクタースクリーンはただの白い幕ではなく、表面に特殊な加工が施されており、安い品ではありません。
少なくとも1万円以上、電動式などは5万円以上する場合もあります。
安価にホームシアター構築を済ませたい人にとっては痛い出費。
これがなくなるだけでも大きいメリットと言えるでしょう。
部屋を広く使える
壁投影のメリットとして、部屋を広く使える点も挙げられます。
スクリーンはあまり場所を取らなそうに思いがちですが、そうでもありません。
立ち上げ式の場合は床に置きっぱなしになりますし、
天吊り式の場合は設置器具やポールを立てたりする必要があります。
かと言って壁にスクリーンをかけたままというのもあまり格好良くはありません。

スクリーンは使ってない時の存在感がね…
準備・片付けの手間が減る
立ち上げ式や天吊り式のスクリーンの場合、使う度に準備と片付けが必要になります。

スクリーンの準備が結構面倒
せっかくホームシアターを作ったのに、準備が億劫になって使わなくなる…なんて寂しすぎます。
壁紙投影であれば、プロジェクターのスイッチを入れるだけで済むので精神的にとても楽になりますよ。
引越しても買い直しが不要
案外盲点なのがこれ。
スクリーンを一度買ってしまうと、そのサイズでしか投影できないことになります。
引越しや部屋の模様替えなどで、画面サイズを上げたくなった場合、スクリーンを買い直さないといけません。
壁紙投影にしておけば、スクリーンを使い回す必要もないので、心置きなくサイズアップが可能です。

3回引越したからよくわかる
プロジェクター投影に適した壁紙
壁紙をスクリーン代わりにするには、投影できるだけの広い壁があるのは大前提ですが、その他にも気をつけないといけない点があります。
それは壁紙の種類。
壁紙によっては壁投影を諦める必要が出てきます。
賃貸物件を探している方などは、内見のときに注意して壁紙を見ることをオススメします。
凹凸の少ない白い壁紙が良い
プロジェクターの投影に適した壁紙のポイントは次の2つです。
- 凹凸の段差が少ないこと
- 白色であること
実は、凹凸の無いマットな壁紙というのはほとんどなく、ほぼすべての壁紙に凹凸があります。
ですが、凹凸の段差が少なければ、映像を映しても違和感なく見られます。
実際、私の家で使っている壁紙はこちら。
冒頭に載せた映像もこの壁に映したものです。
こうして見ると結構デコボコに見えますが、2m以上離れてみると全然気になりません。
映像を映したところを再掲します。

これだけ見られれば十分かな
プロジェクター用の壁紙もある
種類は少ないですが、プロジェクタースクリーンの素材を使った壁紙というのも発売されています。
私も買ったことがあるのですが、、92.5cmごとに継ぎ目ができてしまうので、素人が貼り付けるのはオススメできません。
また、当然ですが普通の壁紙よりも割高です。

買ったけど断念した
今となっては普通の壁紙で十分映画を楽しめてるので、買わなくて良かったかなと思ってます。
プロに壁紙をお願いする機会があって、予算に余裕があれば試してみても良いかもしれません。

こだわりが無ければ普通の壁紙で大丈夫です
スクリーンを買った方がいい人
ここまで、壁紙投影を猛プッシュしてきましたが、スクリーンの方が向いている人もいます。
映せるだけの壁面がない
これはもう仕方がないですね。
狭めの物件に多い、間取りが変則的で投影できるだけの平らな壁面が確保できてないケース。
諦めてスクリーンに映しましょう。
壁紙がプロジェクター向きでない
賃貸に住んでいる方で、壁紙が投影に向いていない場合もスクリーン導入が必要です。
具体的には
- 色の付いたアクセントクロス
- レンガ調などの模様付き
- 凹凸の段差が大きい壁紙
- コンクリ打ちっぱなし
などでしょう。
私も以前住んでいた家がレンガ調の壁紙だったため、立ち上げ式スクリーンを別途購入したことがあります。
こだわりのホームシアターがある
こだわりのホームシアターを作りたい!
という方は妥協せずにスクリーンを買ってしまって良いと思います。
高価なサラウンドシステム、大型の4Kプロジェクターなどで構成されたホームシアターであれば、スクリーンで映像を楽しんだ方が満足度は高いでしょう。
さいごに
プロジェクターで壁投影する選択肢についてお伝えしてきました。
私も今は壁投影に落ち着いてしまって、もうスクリーンを買う予定もありません。
モチベーションとして『大画面で映画を楽しむ』が最優先なので、僅かな画質面よりは利便性とコストを考えて壁投影のまま行こうと思います。
ではでは!