ここ数年で一気に身近になったプロジェクターですが、
最近ではモバイルプロジェクターといって、持ち運べるほど小型軽量化したモデルが多数発売されています。

プロジェクターは持ち運ぶ時代になった
大きさだけでなく、バッテリーで4時間以上駆動したり、ハイビジョン画質(720p)対応になったりと、その性能も進化し続けています。
今回は持ち運べるモバイルプロジェクターを4機種、厳選してご紹介します。
目次
ANKER Nebula Capsule Ⅱ
350ml缶サイズのエンタメ機
モバイルバッテリーで有名なANKERから発売されている『Nebula Capsule Ⅱ』
350mlの缶とほぼ同じサイズというキャッチーな大きさで話題です。

小さすぎる… 凄い
Bluetoothスピーカーとして使うこともできるほか、Android TV搭載なので動画配信サービスに繋いだり、ゲームを楽しんだりもできます。
バッテリー駆動は動画で3時間、音楽は10時間再生できるので、仲間同士の旅行やキャンプなどのレジャーシーンで活躍すること間違いなしです。
1280×720という一般的なモバイル機より高めな解像度も魅力的ですね。
そんなNebula Capsule Ⅱの特筆すべき機能として、オートフォーカス機能が挙げられます。
プロジェクターは投影先との距離によって毎回ピント合わせが必要なのですが、オートフォーカス機能があれば自動でピント合わせされます。

オートフォーカスは便利すぎる
気になる点としては、740gと見た目の割に若干重いことと、モバイルプロジェクターの中では値段が高めである点でしょうか。
メーカー | ANKER |
発売年月日 | 2019年6月7日 |
価格 | Amazonで見る |
最大解像度 | 720p(1280×720) |
最大画面サイズ | 100インチ |
明るさ | 200lm |
投影方式 | DLP |
外形寸法 (幅, 高さ, 奥行) | 80 × 150 × 80 mm |
重量 | 740g |
バッテリー駆動 | 3時間(Wi-Fi接続時2.5時間) 10時間(Bluetooth音楽再生) |
接続方式 | Wi-Fi, Bluetooth HDMI, USB-C, USB |
その他 | Android TV搭載 オートフォーカス機能 |
ASUS ZenBeam GO E1Z
手のひらサイズで5時間再生
ASUSから発売されている「ZenBeam GO E1Z」は、ポータブル性の高い手のひらサイズのプロジェクターです。
特徴は長時間駆動のバッテリー性能。
連続5時間再生が可能となっていて、6400mAhのモバイルバッテリーとしても使えます。(6400mAhはiPhone 11 Proを満充電にできる容量)
また、自動台形補正機能が搭載されており、斜めから映しても自動で補正してくれる優れもの。
1点、ややこしいのが、接続端子の違う2モデルが存在していること。
持っているスマホに応じたモデルを選ぶようにしましょう。

珍しい2タイプのラインナップ
メーカー | ASUS |
発売年月日 | 2019年10月11日 |
価格 | Amazonで見る |
最大解像度 | FWVGA(854×480) |
最大画面サイズ | 120インチ |
明るさ | 150lm |
投影方式 | DLP |
外形寸法 (幅, 高さ, 奥行) | 83 × 29 × 110 mm |
重量 | 307g |
バッテリー駆動 | 5時間(明るさ50lm時) |
接続方式 | Micro-USB(Android向け) HDMI(iPhone向け) |
その他 | 自動台形補正機能 |
Felicross PicoCube X
サイコロ型で超軽量
Felicrossから発売されている「PicoCube X」は、その名の通りキューブ型のプロジェクターです。
幅、高さ、奥行きすべて5.5cm。圧倒的なサイズ感と言っていいでしょう。
重さも172gと超軽量です。

iPhoneより軽いじゃん…
投影機能での特筆すべき点は、±45度の台形補正(水平・垂直)機能が付いていること。
45度もの水平補正を搭載している機種はホームプロジェクターでもそう多くありません。
Android OSが搭載されているので、スマホ無しでもリモコンからYouTubeなどの動画サービスにアクセスできます。

小さいのに高機能
デメリットとしては、軽すぎるので安定感が弱い点です。
三脚が付属していますが、風の強い屋外での使用は避けた方が良いでしょう。
また、小型化の代償としてバッテリー容量にはあまり期待できず、長時間使う場合はモバイルバッテリーなどから給電しながらの利用となります。

レジャーというよりビジネス向けかな
メーカー | Felicross |
発売年月日 | 2020年4月 |
価格 | Amazonで見る |
最大解像度 | FWVGA(854×480) |
最大画面サイズ | 100インチ |
明るさ | 100lm |
投影方式 | DLP |
外形寸法 (幅, 高さ, 奥行) | 55 × 55 × 55 mm |
重量 | 172g |
バッテリー駆動 | 時間未公開(2500mAhバッテリー搭載) |
接続方式 | Wi-Fi Bluetooth USB |
その他 | ±45度の台形補正(水平・垂直) Android搭載 三脚付属 |
LG電子 CineBeam PF50KS
ポータブルでフルハイビジョン
LG電子から発売されている「PF50KS」は、なんと解像度がフルHDです。
ポータブル機種でフルハイビジョン画質が楽しめる時代になったんですね。
サイズはこれまでに紹介してきた機種に比べれば当然大きめですが、それでも17cm × 18cmで重さ約1kgです。
これならモバイルノートPCを持ち運ぶのと大差ありません。

カバンに入れて持ち運ぶくらいは余裕
サイズが大きいのでバッテリー容量も十分。フルハイビジョン機種ながらバッテリー駆動が最大2.5時間と長時間利用が可能となっています。
また、HDMIが2口付いており、明るさも600lmとかなりの明るさで、ホームシアター用としても十分機能してくれます。
WebOSというOSが搭載されていて、リモコンからYouTubeやNetflixへアクセスできるのも便利です。
徹底したワイヤレス仕様になっているのも特徴的で、Wi-Fi、Bluetoothだけでなく、Miracastでスマホの画面をそのまま映すことも可能です。
ただ、持ち運びができるとはいえ、基本的には自宅で使う大きさです。
頻繁に外で使うのは面倒かもしれません。
メーカー | LG電子 |
発売年月日 | 2018年6月29日 |
価格 | Amazonで見る |
最大解像度 | フルHD(1920×1080) |
最大画面サイズ | 100インチ |
明るさ | 600lm |
投影方式 | DLP |
外形寸法 (幅, 高さ, 奥行) | 170 × 52 × 178 mm |
重量 | 約1.0kg |
バッテリー駆動 | 2.5時間 |
接続方式 | Bluetooth HDMI × 2 USB-C, USB 有線LAN, Wi-Fi |
その他 | webOS搭載 |
まとめ
持ち運べるモバイルプロジェクターを4種、厳選してご紹介しました。
性能面は一長一短ではありますので、利用シーンに応じてモデルを選んでいただくのが良いと思います。
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ではでは!