昔に比べて家庭用プロジェクターの低価格化が進み、家でプロジェクターを使う人が増えてきました。
これだけプロジェクターが安くなってくると、テレビの代わりにプロジェクターを使うという選択肢も出てきます。
わたし自身、2年以上テレビを持たずにプロジェクターだけで生活しています。
そこで今回は、『プロジェクターをテレビ代わりに使うメリット』をご紹介します。
また、プロジェクターを使ったことのない方が抱きやすい疑問
「プロジェクターって画質良くないんじゃ?」
「いつも部屋を暗くしないとダメなのでは?」
「そもそもプロジェクターでテレビを見られるの?」

こんな疑問も解消します!
目次
【結論】プロジェクターはテレビ代わりになる
最初に結論だけお伝えすると、
必要な機材さえあれば、プロジェクターをテレビとして使うのは可能です。
地デジ放送を見られます
Switchなどを繋いで大画面でゲームができます
NetflixやAmazon Prime Videoで動画配信も見られます
今テレビでやっていることのほとんどはプロジェクターで実現可能です。

テレビじゃなくても大丈夫です
プロジェクターのメリット
まずは、テレビ代わりにプロジェクターを使うとどんなメリットがあるのかを紹介します。
メリット① 80インチ以上の大画面
プロジェクターと聞いて最初に思いつくのは『大画面』でしょう。
ほとんどの機種で80インチ以上の大画面を映すことができ、その大きさは液晶テレビとは比較になりません。
プロジェクターの大画面で観る映画は臨場感、没入感が全然違いますから、映像作品を楽しむ上ではこの上ないメリットと言っても良いでしょう。
大画面の参考として、わたしがひとり暮らしをしていた時の部屋の画像があります。
比較対象が無いので伝わりづらいかもしれませんが、約100インチ(幅2.2m 高さ1.2m)で投影しています。
(参考までに40インチと60インチのサイズも併記しています)

40インチがちっちゃく見える…
このように、液晶テレビとしては大きいサイズの60インチですら、プロジェクターの大画面と比較すると小さく見えてしまいます。

なんと言っても大画面が魅力的
メリット② 大画面でも安い
以前は10万円以上の製品がほとんどだったため、プロジェクターは高価というイメージを持っている方もいるかと思います。
ですが、近年プロジェクターの低価格化が進んでおり、10万円を切るのが当たり前になってきています。
例えば、フルハイビジョン画質で最大180インチ投影のプロジェクター「Z6 Polar」は2020年5月現在、約5万円で購入できます。
より高画質な4Kプロジェクターの「TK800」でも12万円を切る価格です。
一方で、液晶テレビだと、80インチ以上の液晶テレビは100万円を超える商品ばかりです。
つまり、1インチあたりの価格はプロジェクターの方が圧倒的に安いと言えます。

大画面を安く楽しめるのがメリット
メリット③ 部屋がすっきりする
大画面のイメージが強いのであまり注目されませんが、プロジェクターには場所を取らないというメリットがあります。
わたしの周りのプロジェクター利用者には、これを最大のメリットと捉えている人も少なくありません。
逆に大型テレビのデメリットとして、使っていない時の存在感が大きすぎるという点が挙げられます。
先ほどもお見せした私の部屋ですが、壁側は何も置かずにフラットな状態です。
これがプロジェクターでなく大型テレビだとどうでしょうか。
大きなテレビ台を置く必要がありますし、その上にテレビ本体やHDDレコーダーが来ます。
そうなると必然的に部屋のレイアウトがテレビ中心になってしまいます。
模様替えもしづらくなりますよね。

大型テレビは圧迫感あるよね
プロジェクターに置き換えることでテレビがなくなり、部屋がとても広く感じられるようになります。

生活感を減らせておしゃれに見える
プロジェクターのデメリット
当然ですがプロジェクターにもデメリットもあります。
部屋が明るいと見えづらい
プロジェクターは明るい部屋だと映像が見づらいというデメリットがあります。
とは言うものの、真っ暗にする必要はないです。
最近のホームプロジェクターはかなり明るく映せるようになっていて、真っ暗にせずとも普通に映像を楽しめます。
ですが、直射日光が当たるとさすがに何も見えません。
日差しがそのまま差し込む部屋では、遮光カーテンなどで対応しましょう。

昼間に直射日光が入ると流石に見えない
映るまでに時間がかかる
機種にもよりますが、プロジェクターはスイッチを入れてから映るまでに10秒ほどかかります。
たかが10秒ではありますが、1秒弱で見られるテレビと比べるとちょっと気になるかもしれません。
ですが一度映ってしまえばチャンネル切り替えもスムーズで、液晶テレビと同じ感覚で使うことができます。
要は慣れですね。

スイッチONから映るまでに10秒くらい
動作音がある
プロジェクターはファンが回るので、少なからず動作音があります。
機種によっても異なりますが、一例としてEPSONのプロジェクター「EH-TW650」のスペック表によると、騒音値は28dBとなっています。
感じ方は個人差がありますので、気になる方は家電量販店などでご確認頂いた方が良いです。
わたしの主観でお伝えすると、普通の音量で視聴している限りは、作品の音量の方が大きいのでほとんど気になりません。
加えて、プロジェクターの動作音はほぼ一定なので、ずっと起動していると慣れてきて気にならなくなります。

プロジェクターには動作音があります
その他のポイント
プロジェクターの画質は悪くない
以前のプロジェクターはビジネス用途が主だった為、明るさ重視で解像度の低い製品が多く発売されていました。
そのため、プロジェクターは画質が悪いと誤解されがちです。
もちろん、最新の液晶テレビの方が発色も良いですし、明るく映ります。
これは間違いないです。
ですが、かと言ってプロジェクターの画質が悪いかというと、そんなことはありません。
ちょっと見づらいかもしれませんが、プロジェクターでAmazonの無料ゲームをプレイしている写真です。
フルハイビジョンで110インチほどのサイズで投影していますが、ボケもせずくっきり映っているのがお分かりいただけると思います。
また、プロジェクターでは必然的に画面から離れて見ることになりますから、余計に細かい画質が気にならないという側面もあります。

プロジェクターの画質が悪かったのは昔の話
まとめ
プロジェクターのメリット・デメリットをご紹介しました。
最後に、プロジェクターのメリットをまとめておきます。
- 大画面で映像が楽しめる
- 画面サイズに対するコスパが高い
- 部屋を広く使える
この記事を読んで、少しでもプロジェクターに興味を持って頂けたら幸いです。