せっかくプロジェクターを買って大画面を楽しめるかと思ったら、なぜか音が出ない・・・
初期不良? 故障?
そんな時に確認すべきポイントをまとめました。
プロジェクターには色々な機種がありますが、音が出ない原因は概ね共通しています。
ひとつひとつ確認していきましょう。

すぐに故障と決めつけずに確認しよう
目次
大事な考え方
確認ポイントをご紹介する前に、AV機器のトラブル対応で大事な考え方をお伝えします。
それは、どこに問題があるかを考えることです。
例えば次の図のようなシンプルな構成を考えてみます。
仮に原因が故障だとしたら、故障しているポイントは次の5つに分類できます。
- ゲーム機
- HDMIケーブル(1)
- プロジェクター
- HDMIケーブル(2)
- スピーカー
もしスピーカーが故障していたら、このスピーカーをプロジェクターではなくテレビに繋げても音は出ないはずです。
ですがテレビに繋いで音が出たら、スピーカーが原因である可能性は低いと考えられます。
このような具合で、どこが原因かの仮設を立てて確かめていくと、問題の特定を効率よく行えます。
問題箇所が特定できていないと、サポートセンターなどに電話で助けを求めたり、修理依頼するのも難しいですから、できる限り絞り込んでいくことを意識してみてください。

問題箇所をあぶり出そう
音が出ない時に確認するポイント
ここからは具体的な確認ポイントを見ていきます。
『え、そんな初歩的なことまで?』
と思うようなものも挙げていますが、こういうトラブルは案外初歩的なミスが原因であることも多いです。
ミュートになっていないか
よくあるのが音をミュートにしているというもの。
ボリューム調整と違ってミュートボタンを1回押すだけで無音になってしまうので、案外気づきにくいです。
機器構成によって確認する場所は異なりますが、ミュート設定が可能なものは全て確認してみましょう。
- プロジェクターのミュート確認
- スピーカーのミュート確認
- パソコンなど接続機器のミュート確認
音量が小さくないか
ミュートだけでなく、音量が小さくて音が出ていることに気付いていない、というパターンもあります。
『いやいやそんな馬鹿な』
と思われるかもしれませんが、機器によっては音量が極端に小さくなることもあります。
スマホの音楽をBluetoothスピーカーに出力したら、全然聞こえなかったという経験がある方もいるのではないでしょうか。
念の為、音量を少し上げてみて確認してみましょう。
全部電源が入っているか
私もたまにやりますが、1か所だけ電源が入っていないパターン。
いろいろな機器を繋ぐと、電源を入れる場所も多いのでついつい見落としがちです。

スピーカーだけ電源入ってないとか
音声用のケーブルを繋いでいるか
そもそも、音声を出力するためのケーブルを繋いでいないという可能性です。
HDMIケーブルは映像と音声の両方を伝送できますが、例えばVGAケーブルのような映像のみを伝送するケーブルを使っていると、当然ですが音声は出力されません。
別途オーディオケーブルなどで音声を伝送する必要があります。
別の機器に繋ぎ替えて試す
先ほどもお伝えしましたが、機器を繋ぎ替えて試してみるのはとても有効な手段です。
故障や接続不備などは、ほとんどの場合どこか1ヶ所が原因です。
機器を繋ぎ替えて原因を突き止めれば、修理を依頼したり、代わりの部品を購入するなど、その後の対応にも繋げやすくなります。
- プロジェクター以外の機器に繋げてみる
- ケーブルを替えてみる
- スマホの音声を出力させてみる
コンテンツがそもそも無音
自作のDVDや、ネットから落とした動画ファイルを再生しようとした場合にありがちです。
ファイルが破損して音声情報が抜け落ちていたり、映像を作る時に手順を誤ったなど、可能性は低いですがありえなくはない話です。
別のディスクや、音声が入っていることが確認済みのファイルを再生してみるなどして、確認してみましょう。
パソコンのサウンド設定
プロジェクターの音が出ない原因はいろいろ考えられますが、パソコンからプロジェクターに接続しているケースは特に難しいです。
パソコンはゲーム機やテレビなどと違い、ある程度自分で設定する必要があります。
周辺機器によってはドライバのインストールや音声出力先の設定が必要になることもあります。
パソコンに原因がある場合は、メーカーごとに対応が異なることが多いです。
例えば以下はVAIOのサポートページですが、このようにご利用の機種のサポートページを確認するのが良いでしょう。
『機種名 音が出ない プロジェクター』
などで検索すれば、いくつか情報が見つかると思います。
さいごに
プロジェクターの音が出ない時の確認ポイントについてご紹介しました。
ある程度調べてみて故障している機器の目星が付いたら、その製品のサポートセンターに問い合わせてみるのが良いでしょう。
ではでは!!