今年、赤坂プリンスクラシックハウスで結婚式を挙げました。
良かったところ、悪かったところなどを通して、式場の感想を残しておこうと思います。
結婚式に向けて式場選びをされている方の参考になれば幸いです。

かかった額も包み隠さず書いちゃいます
目次
赤坂プリンスクラシックハウスについて
赤坂プリンスクラシックハウスは、2016年にオープンしたレストラン・結婚式場です。
2016年オープンといっても建物自体の歴史は古く、1930年に建てられた洋館がベースになっており、東京都指定有形文化財にも指定されています。

赤プリの旧館をリノベーションしたらしい
ここからは、立地や料理、設備やスタッフの対応などについてレビューしていきます。
立地
アクセスは良好
赤坂プリンスクラシックハウスの最寄駅は東京メトロの永田町駅。5路線2駅が利用可能ですので、電車でのアクセスは便利でした。
- 有楽町線、半蔵門線、南北線の永田町駅から徒歩1分
- 銀座線、丸ノ内線の赤坂見附駅から徒歩5分
首都高速道路の霞が関出口が近くにあるので、車でのアクセスも良好です。

電車でも車でも行きやすい場所です
建物
歴史ある洋館の雰囲気は唯一無二
この式場最大の特徴と言っていいでしょう。築80年を超える洋館の持つ雰囲気は、他の式場とは比較になりません。
披露宴会場はリノベーションされて綺麗になっていますが、エントランスや廊下、階段など館内の至るところに赤坂プリンス旧館の面影が残っています。
私たちがそうだったように、赤坂プリンスクラシックハウスに決めたカップルの9割はここを決め手にしたのだろうと思います。

あの建物はズルい。。。
挙式会場
チャペル重視の人には不向き
挙式は屋内のチャペルと、中庭のガーデンウェディングからの選択。
特にガーデンへのこだわりはなかったので屋内チャペルを選びました。
ステンドグラスやマリア像みたいなわかりやすいオブジェクトは無いので、教会式希望のカップルには不向きかと思います。
ただ建物自体の雰囲気がピカイチなので、私たちは特に気になりませんでした。

私たちは人前式だったから問題ナシ
披露宴会場
クラウンルームは狭め
披露宴会場は42人収容のクラウンルームと、94人収容のロイヤルルームから選べます。
私たちが少人数の式にしたかったのもあり、クラウンルームを選択しました。
このクラウンルームですが、上限の42人を収容するとテーブルの間隔が結構ギリギリになり、手狭な印象がありました。
場所よってはプロジェクタを投影するスクリーンを見上げる形になるため、席移動が必要な人も・・・
一方で、新郎新婦と列席者との距離がとても近く、会話を楽しみやすいというメリットもありました。

ドレスで動くのはちょっと大変だったな
料理
美味しいけど高め
建物内にフレンチレストラン『La Maison Kioi』が入っているだけあり、料理は文句なく美味しかったです。
特に、ワインのようにグラスに注がれる特製のコンソメスープは視覚的にもインパクトがありました。
式に来てくれた友人達からも、「料理が美味しかった」というコメントをたくさん頂けたのは良かったです。
ただ、美味しいだけあって値段は高めでした。
コースの選択肢が13000〜26000円までの7種類ありましたが、私たちが選んだのは21000円のもの。
ひとつ下の19500円コースと比べて
- 品数がひとつ増える
- 名物のコンソメスープが付く
- 肉料理にフォアグラが付く
など、明らかに力の入れようが違ってました。
新郎新婦向け試食会のコースにもなってましたし、式場としては21000円コースを選んでほしいのだろうなと感じました。

新郎新婦はハーフコースが選べる
披露宴の料理について、
友人との写真撮影やお酒で忙しく、料理を食べる暇がなかった。
ドレスがきつくてご飯を食べられなかった。
結婚式を挙げた人からよく聞く話ですよね。
せっかく美味しい料理が出てくるのに、食べきれないのではもったいないです。

ドレス着てフルコースとかマジ無理だから
この式場では新郎新婦ご飯食べきれない問題の対応として、ハーフコースというのが選べました。
当日は品数が半分でメイン料理は無し。その代わり、後日フルコースを食べられるチケットが貰えるというもの。
実際、当日は忙しくてハーフコースを食べるので精一杯でしたので、この心遣いはとてもありがたいと思いました。

後日に改めてフルコースが食べられるのは嬉しい
ドリンクメニューは割高感があった
ドリンクメニューは少々割高感がありました。
500円刻みで5段階に設定されてましたが、最高ランクでもそこまで充実した内容とは感じませんでした。

料理が良いから余計に物足りなさが・・・
衣装
提携業者が1社のみ
花嫁としては最もこだわりたいウェディングドレス。
ちょっと残念だったのが、赤坂プリンスクラシックハウスは提携業者がザ・トリート・ドレッシングの1社のみだったこと。
インポートブランドを中心に取り扱っているので、デザインの選択肢で妻がかなり悩んでました。
そしてトリートドレッシングの衣装は値段が高い・・・トータルで80万ほどかかりました。

持ち込み料払った方が良かったかもなぁ・・・
装花
ミニ・エ・マキシの装花が素晴らしい
装花については提携業者3社から選択でき、ミニ・エ・マキシというお花屋さんにお願いしました。
私も妻もサンプル写真を見て『あ、ここにしよ』とほぼ即決。
少しくすんだピンク色が中心のシックな生花は、30代で挙げる式にいい感じにマッチしてました。
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お色直し後の妻の髪飾りも生花でやってもらいましたが、とても素敵な色合いでした。

これ!すごく良かった!!
プランナー
プランナーの良し悪しは個人差が大きいのであまり参考にはならないかと思いますが、
私たちの担当をしてくださったプランナーさんはとても良い人でした。
これやりたい、あれやりたい、これやりたくない、という要望にはすべて嫌な顔ひとつせずに応えてくれました。
売上を伸ばす為に無理にアイテムを勧めてくるような事も一切なく、私たち目線で計画を進めてくれたように思います。
例えば
『ウェディングケーキ無しってどう思います?』
と質問したときも、
『そういう方もいらっしゃいますよ。歓談時間が多く取れるメリットもありますし』と前向きな反応をしてくれました。
売上を考えればケーキ入れてもらったほうが式場としては得なはずですよね。

あの人はいい人だったなぁ
費用について
総額は382万
挙式にかかった費用は382万円でした。
この他に持ち込みにしたペーパーアイテム代とか、プチギフトもありますが、全部合わせて400万行かないくらい。
40人の式にしては割と多い方なんじゃないかなと思います。
ざっくり内訳を書くと・・・
- 料理 100万
- 衣装/メイク 100万
- 会場/司会 80万
- 装花 20万
- 撮影/アルバム 40万
これにサービス料と消費税がかかりました。

会費制にしたので引き出物は無し
私たちの場合衣装は高めのものにしましたが、動画は手作りですしウェディングケーキや引き出物も無かったので、もっと高くなる方もいる気がします。
挙式費用をクレジットカードで払えた
ちなみに挙式費用の支払い方法ですが、クレジットカード決済が選べたのでカードで決済しました。
挙式費用の支払いは挙式前に済まさなければならないので、当日のご祝儀や会費を充てることができません。クレカ決済であればカード会社への支払いは挙式日以降になりますので、その点はとても助かりました。

高額決済なのでマイルもがっつり貯まる!
全国のプリンスホテル3泊分の宿泊券
これはおまけ要素的なものですが、全国にあるプリンスグループのホテルペア宿泊券を3泊分もらえました。
新郎新婦以外でも使えるらしいので、親御さんにプレゼントする方もいるそうです。
正直なところ結構高めの式場なので、得した感はそこまでありませんが…
まとめ
で、結局この式場で良かったか?
と聞かれると、まあなんだかんだ良かったな。というのが正直なところ。
演出やサービスや料理などは、もっと良い式場は他にもあるでしょう。
ただ、あの館で式を挙げる特別感は他の式場には無いものだったと思います。
文化財指定されていることから、今後何十年経っても(仮に結婚式場でなくなっていたとしても)思い出の場所として訪れることができそう。というのもメリットのひとつですね。

あの建物で式を挙げたいかどうか、がすべて
さいごに
赤坂プリンスクラシックハウスの挙式について、詳しめに体験談を書いてみました。
式場探しの参考になれば幸いです。
ではでは!