メタモンといえば、主に孵化厳選の親として使われるポケモンですが、実は対戦でも立派に活躍できるんです。
今回は、対戦で使われる夢特性『かわりもの』メタモンについて、使い方や対策を紹介します。

メタモンって実は強いんですよ
目次
かわりものメタモンについて
対戦で使われるメタモンは、夢特性『かわりもの』のメタモンです。
非常に特殊な能力ですので、まずはこの『かわりもの』についての仕様を見ていきましょう。
場に出たら変身、交換すると元に戻る
通常のメタモンであれば『へんしん』という技を使って相手に変身しますが、かわりものメタモンは場に出た時点で対面している相手に変身します。
つまり、変身にターンを消費しません。
通常メタモンと比べると非常に強力ですね。
また、変身中のメタモンを交代させると元の姿に戻ります。さらにその後、別のポケモンに対して繰り出せば新しい姿に変身します。
HP以外のステータス・技・特性をコピー
メタモンが変身した際にコピーするものは以下の通りです。
- HP以外の5ステータス
- 技(PPは5になる)
- 特性
攻撃、防御、特攻、特防、素早さは相手ポケモンと同じ値になりますが、HPはメタモンのままです。
技は相手ポケモンのものをコピーしますが、PPは一律で5になります。

HPがコピーされないのがポイント
能力変化もコピーする
攻撃などのステータスをコピーする際、能力変化も含めてコピーします。
たとえば、弱点保険発動後の相手や、『はらだいこ』や『つるぎのまい』などで能力アップした相手に繰り出せば、上昇分も含めてコピーできてしまうんです。
今作はダイマックス技や弱点保険などで能力アップの機会が多いため、この特徴はメタモンにとってプラスに働きます。

能力上昇分もコピーできるのは強い
『ばけのかわ』はコピーできない
特性のコピーについて特筆すべき点があります。
ヒヒダルマの『ダルマモード』やミミッキュの『ばけのかわ』など、フォルムチェンジに該当する特性はコピーされません。

ばけのかわはコピーできませんよ
持ち物は変わらない
持ち物はコピーされない為、メタモンが持っている持ち物がそのまま適用されます。
相手と能力が同じになるので、対面で有利を取れる『きあいのタスキ』や『いのちのたま』、『こだわりスカーフ』などを持たせるのが一般的です。
メタモンもダイマックスできる
変身した姿からダイマックスすることも可能です。
一方で、ダイマックスした相手に対して繰り出した場合は、通常の姿に変身します。

ダイマックス相手に出しても通常の姿になる
コピーの仕様まとめ
メタモンのコピー仕様を簡単に表にまとめました。
色々ありますが、HP以外のステータス、技、特性だけをコピーすると覚えておくと良いでしょう。
対象 | コピー有無 |
HP | コピーしない |
こうげき | コピーする |
ぼうぎょ | コピーする |
とくこう | コピーする |
とくぼう | コピーする |
すばやさ | コピーする |
持ち物 | コピーしない |
特性 | コピーする |
技 | コピーする(PPは5) |
能力変化 | コピーする |
状態変化 | コピーしない |
状態異常 | コピーしない |
ダイマックス状態 | コピーしない |
メタモンの使い方
ここからはポケモン対戦でのメタモンの使い方を紹介します。
ただし、癖のあるポケモンなのであまり初心者向きではありません。対戦に慣れてきた頃に使ってみると良いと思います。
努力値はH振りで確定
メタモンの努力値はHP振りで確定です。
その他のステータスは相手ポケモンの値になってしまいますので、上げても意味がありません。
ただし、素早さについては気を付ける必要があります。
『いかく』などの場に出たタイミングで発動する特性は、素早さの早い方から先に発動します。
たとえば先発でメタモンと威嚇持ちポケモンが対面した場合、メタモンの方が素早いと変身後にいかくを受けるので攻撃が1ランク下がります。
メタモンの方が遅ければ、いかくを受けた後に変身するのでメタモンの攻撃ランクは下がらず、その後メタモン側のいかくで相手の攻撃ランクが下がります。

努力値はH振りにしよう。
そして『かわりもの』の発動順には注意!
持ち物はこだわりスカーフがおすすめ
メタモンは相手とステータスが同じになる為、ミラー対面(同じポケモン同士)に強いアイテムを持たせるのがおすすめです。
例えば『こだわりスカーフ』で確実に先手を取りに行ったり、『きあいのタスキ』で1回行動回数を増やすなどが考えられます。
特に『こだわりスカーフ』は自分の技が弱点になるポケモン(ドラパルト、ドリュウズ、ミミッキュなど)に変身した時に非常に有利です。

メタモンの持ち物はミラー対面に強いものを選ぼう
技を盗み見て型や戦術を推測
これはある程度経験が必要ですが、変身したポケモンの技構成を見て相手の戦術を推測できるのが、メタモンを使う上で重要なメリットでもあります。
ポケモン対戦の難しさの要因は、相手ポケモンの特性や技、持ち物がわからないところが大きいです。
ですが変身することで相手の特性や技構成が見えるようになるため、戦闘を有利に進めることができるのです。
相手に弱点を突かれないポケモンを繰り出したり、バトンタッチやトリックルームなどのギミックを事前に知る事で回避できたりもします。

相手の技構成を見て戦闘を有利に進めよう
相手の弱点保険発動後に繰り出す
ソードシールドで最も有効かつ利用頻度の高い使い方でしょう。
相手の弱点保険発動を見てからメタモンを繰り出すことで、体力全快かつ能力2段階アップして降臨できます。
その他にも『はらだいこ』、『つるぎのまい』などの積み技に対して強気に出たり、
『いばる』で相手の攻撃を上昇させた後にメタモンを繰り出して上昇分を横取りするという作戦もあります。
メタモンの対策
対メタモンにはこれと言って確実な対策というものが存在しません。
対策というよりも心構えレベルでしかないのですが、紹介しておきます。
みがわり相手には変身できない
かわりものメタモンには、みがわりを貼っている相手には変身できないという弱点があります。
まあ先発で出されたら結局変身されてしまうのですが、1ターンでも素の姿を晒してしまうと大きな隙ができます。
相手の選出にメタモンがいたら、警戒してみがわりを貼ってみると良いかもしれません。
積み技を安易に使わない
大体のメタモンの狙いは弱点保険などの積み行為です。
後続にメタモンがいることがわかっている、またはメタモンがいる予感がした場合は慎重に積み技を選択しましょう。
『死に出しでスカーフメタモンが出てきても問題ないか』は警戒しておいたほうが安全です。
ダイマックス前提ポケモンを選出する
メタモンはダイマックス状態のポケモンと対面しても、元の姿に変身します。
それを利用して、ダイマックス前提ポケモンに変身させるとメタモンは動きづらくなります。
例えば、ソーラービームなどのターン消費技、かみなり/ストーンエッジなどの命中不安技を持っているポケモンなどがあげられます。
さいごに
対戦で使われるかわりものメタモンの使い方や対策について紹介しました。
かわりものメタモンは使い方の幅が非常に広いポケモンで、相手にすると厄介ですが味方にすれば頼もしい存在です。
興味があればぜひ使ってみてはいかがでしょうか。
ではでは。