NetflixやAmazon Prime Videoなど、動画配信サービスの利用が当たり前になってきた昨今、家にプロジェクターを置く人も増えてきました。
でも、『プロジェクターってちょっと高いなぁ』と思われている方も多いのではないでしょうか。
自宅で使われるホームシアター向けの機種は10万円前後のものが多く、予算的に厳しい場合もあると思います。
そこで今回は、5万円以下で購入できるプロジェクターをご紹介します。

お手頃価格なプロジェクター特集
5万円以下のプロジェクター
CineBeam PH30N
LG電子の『CineBeam PH30N』はAmazon限定で発売されているモデルです。
解像度はハイビジョン(1280×720)で最大表示サイズ100インチ。
食パン約2枚分のコンパクトなサイズが特徴で、持ち運び用にバッテリー駆動も可能になっています。
部屋に固定して据え置き利用も可能ですが、持ち運びも視野に入れている方に向いています。
スピーカーは内蔵されているものの、最低限のモノラル再生です。映画を見る場合などはBluetoothスピーカーに音声を飛ばして利用するほうが良さそうです。

持ち運ぶ機会のある人には良いかも
メーカー | LG電子 |
発売年月日 | 2020年5月28日 |
価格 | Amazonで見る |
最大解像度 | 1280 × 720 |
コントラスト比 | 100000:1 |
明るさ | 250lm |
投影方式 | DLP |
投影距離 | 25~100インチ(83~332cm) |
台形補正機能 | なし |
外形寸法 (幅, 高さ, 奥行) | 129 x 39 x 129 mm |
重量 | 513g |
その他 | バッテリー駆動(4時間) LEDランプ(寿命30000時間) |
Nebula Astro
コストダウンのために機能を絞っている
低価格プロジェクターの中でも、ひときわ割り切っているのがAnkerの『Nebula Astro』
リンゴ1個分というキャッチーなサイズ感で、「子どもと一緒に楽しむ」をコンセプトにした商品です。
プロジェクターの光源に子どもが近づくと、目を守る為に投影を中止する機能や、使用アプリの時間制限をかける機能などが搭載されています。
Wi-Fi接続すればYouTube視聴も可能なので、「高画質でなくても良いので子ども向けにほしい」という方には向けのモデルです。
モバイルプロジェクターということで解像度は854×480と最低限ですが、60インチくらいまでであれば映像の粗さはほとんど感じずに視聴できます。
ただ、明るさが100lmと低めなことから、利用時は部屋を十分暗くしておく必要があります。

子どもと一緒に動画を見る用
メーカー | Anker |
発売年月日 | 2020年9月17日 |
価格 | Amazonで見る |
最大解像度 | 854 × 480 |
コントラスト比 | 400:1 |
明るさ | 100lm |
投影方式 | DLP |
投影距離 | 20~100インチ(58~358cm) |
台形補正機能 | なし |
外形寸法 (幅, 高さ, 奥行) | 89.2 x 82 x 91.2 mm |
重量 | 399g |
その他 | Android7.1搭載 YouTube視聴可 Wi-Fi対応 |
BenQ GV1
手のひらサイズで楽しめるモバイルプロジェクターです。
「ケーブルを使わずに楽しむ」ことを謳っており、Wi-FiやBluetoothだけでなく、バッテリー駆動で3時間動作します。

面倒な配線はナシ!
映像なしでBluetoothスピーカーとして使うこともできるため、キャンプなどのレジャーでも活躍できそうです。
専用アプリをインストールすれば、Wi-FiからYouTubeなどの動画配信サービスに接続して視聴できるので、ブルーレイなどの映像ソースがなくても楽しめます。
解像度はモバイルプロジェクターで一般的な480p。
60〜80インチ程度での投影であれば、極端に精細さを気にする方でなければ十分視聴に耐えられる画質です。
メーカー | BenQ |
発売年月日 | 2019年3月26日 |
価格 | Amazonで見る |
最大解像度 | 854 × 480 |
コントラスト比 | 100000:1 |
明るさ | 200lm |
投影方式 | DLP |
投影距離 | 30~100インチ(86〜287cm) |
台形補正機能 | 垂直±40度 |
外形寸法 (幅, 高さ, 奥行) | 80 × 155 × 80 mm |
重量 | 708g |
その他 | YouTube視聴可 Wi-Fi対応 バッテリー駆動(3時間) |
GH-PJTA-WH
今回紹介する中で最も安価なのがグリーンハウスの『GH-PJTA-WH』
必要最小限のスペックで可能な限り価格を抑えており、記事執筆時点で約6000円で購入可能となっています。

価格では他を圧倒してる
解像度は320×240、最大投影サイズは60インチですので、「大画面を楽しむ」というよりは「持ち運べて場所を取らない画面」のイメージで使う方が適しています。
また、バッテリ内蔵型ではないので持ち運ぶ際のモバイルバッテリーは別途購入が必要です。
面白いのが入力インタフェースにMicroSDがあるところです。
MicroSDカードに入った動画や画像をみんなで見るシーンを想定しているんでしょうか。
メーカー | グリーンハウス |
発売年月日 | 2020年10月31日 |
価格 | Amazonで見る |
最大解像度 | 320 × 240 |
コントラスト比 | 800:1 |
明るさ | 8lm / 3lm(バッテリ利用時) |
投影方式 | DLP |
投影距離 | 30〜60インチ(100〜200cm) |
台形補正機能 | なし |
外形寸法 (幅, 高さ, 奥行) | 127.5 × 50.5 ×87.9 mm |
重量 | 251g |
その他 | SDカード入力 モバイルバッテリー対応 |
Anker Nebula Apollo
最後は小型プロジェクターブランドの地位を確立しつつあるAnkerの『Nebula Apollo』
持ち運び可能なサイズ感はもちろんですが、バッテリー駆動での動画再生4時間が大きい。上位機種である『Nebula Capsule ⅱ』の3時間を上回る再生時間です。
カタログスペックで3時間だと実際はそこまで持たないことも多いですが、4時間であれば映画1本見てる最中に充電がなくなる心配もありません。
Android7.1が搭載されているのでYouTubeやNetflixの再生も可能です。
解像度はモバイルプロジェクターで一般的な480p。100インチなど極端に大きな画面サイズにしなければ粗さが目立つほどではありません。
難点としてはモバイルバッテリーが非対応なため、バッテリ給電なしで再生する必要がある点でしょうか。

四角いから天井に向けて映すのも楽
メーカー | Anker |
発売年月日 | 2019年10月11日 |
価格 | Amazonで見る |
最大解像度 | 854 × 480 |
コントラスト比 | 非公表 |
明るさ | 200lm |
投影方式 | DLP |
投影距離 | 〜100インチ(〜308cm) |
台形補正機能 | 垂直±40°(自動) 水平±10°(手動) |
外形寸法 (幅, 高さ, 奥行) | 65 x 131 x 65 mm |
重量 | 1.08kg |
その他 | バッテリー駆動4時間(動画) タッチパネル搭載 Android7.1搭載 |
さいごに
今回は5万円以下で購入できるプロジェクターをご紹介しました。
こう見るとどうしてもモバイルプロジェクターが多くなってしまいますね。
余談として、Amazonにはこの他にも安価なプロジェクターが多数出品されていますが、異様に高評価数が多かったり、価格.comに掲載されていなかったりと、少々怪しい匂いがしますので、購入する際はご注意頂いたほうが良さそうです。
それでは良いプロジェクターライフをお送りください!
ではでは