最近ルンバを買い直しました。
今の家が2LDKということで、複数部屋を掃除できるルンバ980を選んだのですが、
『現在入手可能な中でダントツのコスパを誇るルンバ』
だと胸を張って言えるものでした。
2015年発売のモデルを2021年に買ったにも関わらず、こんなに満足できるなんて自分でも予想外です。
今回はそんなルンバ980を実際に使ってみて感じたメリット・デメリットをお伝えしようと思います。

900シリーズ凄すぎますよホント
目次
ルンバ980とは
2015年の最上級モデル
この記事にたどり着いている時点で、ルンバ900シリーズの事は大体ご存知の方が多いかと思います。
ルンバ980は2015年10月に発売された当時の最上級モデルです。
本体上部にカメラ、底面にフロアトラッキングセンサーを配置し、部屋の形状を把握しながら掃除をするという当時としては先進的なモデルでした。
当時の価格は125,000円(税抜)と現在の最上級モデル(s9+)に比べれば安いものの、簡単には手を出しづらい価格だったのを覚えています。
900シリーズには980の他に2種類ありますが、正直そこまで大きな違いはありません。

9から始まるのは当時のハイエンドクラス
ルンバ980のメリット
複数の部屋が掃除できる
ルンバ900シリーズのメリットは8割くらいここにあると言っても良いです。
一般的なルンバは部屋の間取り把握機能が付いておらず、ドアを開けていても他の部屋に移動してくれる保証はありません。
ですが、900シリーズは本体搭載のカメラとセンサによって間取り把握してくれるので、毎回すべての部屋を巡回して掃除してくれます。
以前600シリーズを1Kで使っていた時は、清掃後の廊下に髪の毛が残っていることもよくありましたが、980にしてからはゴミの取り残しはほとんど見られません。

複数の部屋に対応してるのは本当に嬉しい
動きに無駄が少ない
カメラとセンサによって間取り把握されることで、ルンバ自体の動きも大きく変わります。
次の図はルンバの走行ルートをイメージしたものです。
左側は500〜800シリーズやe5の走行イメージ、右側は900シリーズやi7などの上位モデルでの走行イメージです。
従来のルンバは色々な角度から繰り返し掃除していきます。
要は『長時間この動きをしていれば大体綺麗になるよね』の考え方で動いているので、既に掃除した場所も何度も繰り返して通っていきます。

長時間見てるともどかしくなる
一方の900シリーズは自分の位置や掃除した場所・していない場所を把握できるため、雑巾がけのように折返しながら要領よく進んでいきます。
そのおかげでゴミの取りこぼしも少なく、掃除にかかる時間も短くなります。
我が家では2部屋 + 廊下 + 洗面所を掃除させていますが、大体40〜45分くらいで終わってます。
自動充電&再開機能
900シリーズには、掃除途中に充電が切れた際に自動でホームベースに戻って充電して、掃除途中の場所から再開してくれる機能があります。
ただ、メリットに書いておいてアレですが、正直全然使われる機会がないです。
そもそも効率よく動いてくれるから、充電切れるほど長時間掃除することがほとんど無いんですよね。
980の稼働時間は120分、960でも75分と、一般的な家庭であれば十分な長さなので。
型落ちで安く買える
現実的に嬉しいポイントはこれですね。やっぱり値段です。
現行ルンバで複数の部屋を掃除しようとすると、i3以上の機種から選ぶ必要がありますが、最も安いi3でも約7万円となかなかの値段。
ところが型落ちの900シリーズであれば、5万円台(2021年現在)で購入できてしまいます。
私が購入したときはまだi3が出る前で、対抗馬が10万円台のi7しかなかったので余計にお得に見えました。
『5年の型落ちともなると、安くてもスペック上見劣りするのでは?』
と思って調べてみましたが、現行機種と比較して900シリーズが明確に劣っているところが
- ダストボックス水洗いができない
- 部屋別に掃除指示ができない
くらいだったので迷うことなく900シリーズを選びました。

お買い得すぎた
吸引力が強い
980には、カーペットの上で吸引力がアップする『パワーブースト機能』が付いているんですが、980以外でパワーブーストが付いているのは最上位のs9+だけなんですよね。

最上級だった名残がここにも
我が家には犬がいるのでカーペットに毛が大量に付くんですが、パワーブースト機能のおかげか980が走った後はカーペットに全然ゴミが残ってません。
逆にダストボックスには、毎日かなりの量のホコリが集積されてます。
スマホ・アレクサ対応
型落ちモデルでもスマホアプリやアレクサからの掃除指示は問題なくできてます。
時刻起動でスケジューリングもできますが、うちでは犬の散歩に合わせてルンバを起動させるので、

『アレクサ、ルンバで掃除を開始して』
とAmazon Echo Showにお願いしてます。
また、スマホアプリと連動するとこんな感じで掃除完了後にマップ付きの報告をしてくれます。
見た目がカッコいい
これは割とどうでもいいかもしれませんが、980って高級感のある見た目でカッコいいんですよ。
980は茶系、960はグレー系の色ですが、どちらも光沢があり洗練されたイメージの外観をしています。
エントリークラスのルンバだと、見た目が若干カジュアルな印象があるので、こういったところに喜びを覚える人(私とか)には嬉しいポイントかもしれません。

高級感のある見た目は最上級モデルならでは
ルンバ980のデメリット
メリットばかり挙げてきたので、一応デメリットも紹介しておきます。
といってもほとんど残念なポイントが見当たらないのが正直なところ・・・
ダストボックス水洗い不可
あえて言うならこれが一番でしょうか。
980のダストボックスは旧式なので、水洗いでの掃除ができません。
ルンバは想像以上にホコリをたくさんかき集めてくるので、ダストボックス内はかなりホコリっぽいのですが、これが水洗いできないのはちょっともどかしいなぁと思う時があります。
新型のi3やi7であればダストボックス水洗い機能が搭載されています。
自動ゴミ収集機能がない
これも私にとっては全然いらないんですが、上位機種にある『ゴミの自動収集機能』がついていません。
自動収集機能があれば、数週間はゴミをルンバのホームベースに溜めておけるらしいです。
いやー・・・ダストボックス取り出してゴミ箱にゴミを捨てるくらい、1分もかからないですから自分でやりますよ。
在庫限りで販売終了
デメリットというよりは、型落ち品だからこそのポイントですが、
ルンバ900シリーズは2015年生産の品なので、販売店の在庫がなくなったら販売終了します。
公式サイトではもう買えなくなっています。
購入する場合はAmazonや楽天などのオンラインショップを利用するか、家電量販店で在庫を探してみるのが良いです。
まとめ
今回は型落ち品のルンバ980のレビューをお送りしました。
家電はだいたい最新モデルを買う派なのですが、今回ばかりはお買い得すぎたので型落ちモデルに手を出してしまいました。
900シリーズが販売終了になった後は、7万円で複数部屋対応のi3が狙い目のモデルになりそうですが、まだしばらくは900シリーズが購入できる状態が続くのではないでしょうか。
ではでは!!