昨年、長岡花火大会の抽選に当たったので、念願の右岸ベンチ席からの花火を観ることができました。
2年前にはフェニックスエリア席からの観覧も経験してますので、それぞれの席からの花火の見え方やトイレ事情について比較してみます。

どちらも良い面と悪い面があります
※この記事は長岡駅側の会場(2019年でいうA会場)についてのみ記載しています
目次
席の位置
引用:https://nagaokamatsuri.com/
右岸ベンチ席とフェニックス席、それぞれの場所を2018年の会場図で説明します。
右岸ベンチ席は会場の中央
右岸ベンチ席は、長生橋と大手大橋の二本の橋の間に位置しています。
会場の中央ですので、ほぼすべての花火をしっかり見られます。

会場のど真ん中だね
フェニックス花火の中央は大手大橋なので、右岸ベンチ席からのフェニックス花火は斜めに見る形になります。
一方、正三尺玉の打ち上げ場所は長生橋を挟んで奥側なので、正三尺玉は遠くもなく近くもないという印象です。

ほとんどの花火が綺麗に見えます
フェニックス席は会場の端
一方、フェニックス席は右側の大手大橋から先にあります。
フェニックス花火の中央に近く、花火を見上げるような位置になっています。
フェニックスは大迫力で観ることができますが、それ以外の花火は遠く感じることが多かったです。

フェニックス花火をド迫力で見ることに特化
右岸ベンチ席
右岸ベンチ席についてもう少し詳しく紹介します。
右岸ベンチ席から見たフェニックス花火
右岸ベンチ席から見たフェニックス花火です。
打ち上げ場所から若干距離がある為、全体が綺麗にバランスよく見えます。
ちなみにこの写真を撮ったのは右岸ベンチ席のC、だいたい真ん中あたりでした。
フェニックス花火は9か所から同時に打ち上がりますが、9か所すべてを写真に収めるなら右岸ベンチ席は適していると思います。

斜め右肩上がりの構図になるのがカッコいい
右岸ベンチ席から見た正三尺玉
そしてこちらが正三尺玉。
手前に見える炎の壁のようなものは、三尺玉の手前にある長生橋です。
パッと見そんなに大きく感じられないかもしれません。
ですが人や車の大きさを比較して想像していただければ、そのスケールが分かっていただけるかと思います。
正三尺玉はその大きさもさることながら、開く時の破裂音が凄まじいのが特徴です。
打ち上げ場所から多少離れている右岸ベンチ席でも、お腹に響くような音をしっかり体感できますよ。

距離はあるけど正三尺玉の迫力もバッチリ
右岸ベンチ席は全プログラムが楽しめる
右岸ベンチ席の最大のメリットがこれでしょう。
長岡花火のプログラムは、そのほとんどが会場中央で行われます。
そのため、右岸ベンチ席からはすべてのプログラムを観られます。

全プログラムを楽しめるのが最大のメリット
最も人気なのは大手大橋寄り
右岸ベンチ席は横に長いエリアなので、得意不得意が生まれます。
川に向かって左側の長生橋に近い席は、正三尺玉を近くで拝むことができます。
逆に右側の大手大橋に近い席だと、フェニックス花火のど真ん中になるので、ど迫力のフェニックスを拝めます。
大手大橋側は例年カメラマン席やスポンサー席もあるため、最も人気の高い位置といえるでしょう。

大手大橋寄りは当たりと言っても良い
クッション持参を推奨
「ベンチ席」と名前が付いてますが、座るのは板の上です。
2時間も座ってるとお尻が痛くなりますよ。
レジャーシートだけじゃなく、できれば柔らかい座布団のようなものを持っていくことをおすすめします。

長時間座ることを考えておきましょう
トイレの混雑は覚悟した方が良い
会場の中央に位置しているので、近くにあるトイレの数は多いです。
しかし、マス席やスポンサー席、カメラマン席の人たちで共同利用するため、他の花火大会と同様にトイレは混雑します。

トイレは普通に混みます。覚悟しましょう。
フェニックス席
一方のフェニックス席についても詳しく見ていきます。
フェニックス花火の迫力はピカイチ
こちらがフェニックス席から見たフェニックス花火です。
正直フェニックス花火の迫力でいうと、右岸ベンチ席よりもフェニックス席の方が圧倒的に上でした。
写真からもわかるように、花火がほぼ真上に打ち上がるため、みんな空を見上げる格好になっています。
真上に打ち上がるとどうなるかというと、視界が花火の光で埋まります。
今までの人生で見たこともない景色でしたね。
さすがに右岸ベンチ席から見た時は、ここまでの明るさ・近さは感じられませんでした。

フェニックス席から見るフェニックスは鳥肌もの
フェニックス以外の花火は遠い
フェニックス席から見るフェニックス花火の迫力は凄まじいものがありますが、それ以外の花火では見劣りする場面も。
会場図からもわかるように、フェニックスエリア席はメインの打ち上げ会場から大手大橋を挟んだ先にあります。
大型の花火が上がるプログラムは問題ありませんが、ナイアガラや小粒のスターマインなどの打ち上げ高度の低い花火では、音だけで花火が見えないということもあります。
特に正三尺玉に関しては2km近く先で打ち上がる事になる為、破裂音の衝撃はしっかり感じるものの、大きさは尺玉ぐらいにしか感じられないのが実情です。

一部の花火はまったく見えません
テーブル席とエリア席がある
フェニックス席には、巨大なブルーシートの上に座るエリア席と、椅子・テーブルが用意されたテーブル席があります。
値段はテーブル席の方が1000円高いですが、快適さは断然テーブル席の方が上ですので、先着で購入できるようならテーブル席をおすすめします。

食べ物を置くのにテーブル席は便利です
フェニックス席には専用トイレがある
フェニックス席の隠れたメリットとして、専用トイレが挙げられます。
フェニックス席のトイレは、フェニックス席のチケットを持つ人専用に用意されているので、マス席やベンチ席などと比較して混雑や行列が少なくなっています。

トイレの混雑が少ないのはありがたい!
見え方のスコア(想定含む)
実際座ってない席もありますが、現地に行った感覚とWeb上にあがっている写真を元に、各席ごとの花火の見え方をスコアにしてみました。
スポンサー席が最強なのは言うまでもありませんが、
バランスがいいのは断然マス席とベンチ席でしょう。
カメラマン席も非常に良い席ですが、定員2名かつ三脚用なので対象者は限られます。
席/花火 | 購入方法 | フェニックス | 正三尺玉 | その他 |
スポンサー席 | – | |||
マス席/イス席 | 抽選 | |||
ベンチ席 | 抽選 | |||
カメラマン席 | 抽選 | |||
フェニックス席 | 先着 | |||
長生橋側無料席 | 無料 |
結局どこがいいんだってばよ
引用:https://nagaokamatsuri.com/
色々書きましたが、私が考える長岡花火の席の選び方は次の通りです。
- 5, 6人で行けるならマス席
- 2人で行くならベンチ席
- 写真撮るならカメラマン席
- 抽選に外れたらフェニックス席
なお、フェニックス席以外は抽選なのでご注意ください。
5, 6人で行けるならマス席
大人数で行ける人はマス席を選びましょう。
私はマス席から見たことはありませんが、会場図からしてトップクラスの見え方であることは想像に難くないです。
会場の中央に位置していて川にも近いため、フェニックス花火の迫力をベンチ席以上に体感できると思います。
2人で行くならベンチ席
カップルやご夫婦などは2人で行かれる方も多いのではないでしょうか。
2人で見るならやっぱりベンチ席がおすすめ。指定席で座る場所も確保されてるので安心です。
すべてのプログラムをしっかり目に焼き付けられます。
写真を撮るならカメラマン席
写真を撮るならもちろんカメラマン席。1マスにつき2人まで入れるので、カメラ仲間と行くのに適してます。
注意点は三脚専用席であること。
三脚を持っていない人は入場できません。
抽選に漏れたらフェニックス席
フェニックス席は大迫力でフェニックス花火を拝めるものの、見られない花火があるので、最初から狙っていく席ではないかなと思っています。
マス席やベンチ席とも料金ほとんど変わりませんしね。
ですがもし最初から狙っていくなら、食事を取りやすいフェニックステーブル席をおすすめします。
さいごに
長岡花火の席について紹介しました。
いろいろ席はありますが、結局の所どの席で見ても凄いです。
初見だったらどこで見ても衝撃を受けるのは間違いありません。
都会の花火大会とは比較にならないスケールを是非味わってみてください。
それではまた!
花火だけ見て帰るのはもったいない!
長岡花火にあわせて金沢観光をした話はこちら。